【プロのお仕事】 〜安東徳子のごきげん語録771 12月10日〜
【プロのお仕事】
「新大阪までお願いします」
と言って
タクシーに乗り込む
...
スーツケースと一緒に
タクシーに乗り込む
...
行き先しか言わずに
タクシーに乗り込む
...
余計な事は言わないのに
大事な事を聞いてくれる
...
新幹線ですか？
何時ですか？
...
「あ、ありがとうございます。
そうなんです。
新幹線なんです。
スマホでチケット買えるので
駅の近くまで行ったら
買いますから
時間は大丈夫です。
ありがとうございます。」
...
思わず
ありがとうを
二度も言う
...
普通なら...
最近の
普通のタクシーなら
「ご指定のルートはありますか？」
とか
「高速はお使いになりますか？」
とか
道順の指定を求められる
...
普通なら...
普通のタクシーなら
いつも必ず言う
...
「一番早く
着きそうなルートで
お願いします！」
...
お気に入りの景色が
あるなら
ともかく
...
高速ぶっ飛ばしの
趣味があるなら
ともかく
...
たいていは
一番早く着くルートが
いいに決まっている
...
それでも
普通のタクシーは
「ご指定のルートはありますか？」
と必ず聞く
...
絶対に聞く
...
ところが
そのドライバーさんは
聞かなかった
...
そのかわり
「お客さん...
今夜は金曜日でね。
おまけに
ボーナス支給日の
会社が多いんですよ。
相当混みますから
高速はやめたほうが
いいかもしれないな。
下の道なら
状況で迂回もできるからね。
どうします？
下の道で行きますか？」
...
おお！
これぞ
理想的な
道順の対応
...
プロの対応
...
一番安全で
一番早い道順を
提案できるのが
プロのドライバー
...
だから
まずは
最適と思われるルートを
提案したのちに
確認する
...
これぞ
プロのドライバー
...
教えてあげたい
タクシー会社に
...
見習って欲しい
タクシー会社に
...
なんでもかんでも
要望を聞くのは
じつは
責任を顧客になすりつける
ずるい接客
...
プロの意見を添えて
要望を聞くのが
本当のホスピタリティ
...
最適の提案ができてこそ
プロのドライバー
...
ごきげんなドライバー
...
気持ちのよい
新大阪までの
ひととき
...
提案なしの接客は
プロ意識の放棄
about the photo : 新大阪で発車直前まで土佐のお刺身を楽しめる便利店@新幹線中央口コンコース奥
