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安東徳子のごきげん語録681 9月11日

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マリッジライフプランナー
◆安東徳子のごきげん語録681 9月11日◆

【R&Cの時代が残したもの】

...

音楽業界には

R&Cの時代があった

...

R&B

ではなくて

R&Cの時代

...

R&B

すなわち

Rhythm & Bluse

ではなくて

...

R&C

実は

Record &Cassette tape

つまり

レコードとカセットテープ

の時代

...

1966年の

国産カセットテープ発売から

20世紀後半は

音楽のメディアは

カセットテープが中心だった

...

レコードを買って

カセットテープに保存して

ウォークマンで持ち歩く

...

音楽は

R&Cで楽しむ時代

...

満員電車の景色を

映画の一場面に変えるために

その日のBGMをかける

...

そのために

どれだけの電池と

どれだけのテープを

買い求め

持ち運んだことだろう

...

何よりも

R&Cの時代は

保存するためには

"同じ時間"が

必要だった

...

3分の曲を保存するには

3分

...

50分の曲を

保存するには

50分

...

その曲たちと

リアルタイムに向き合って

初めて

持ち運べる

...

さらに

曲名も

手書きで記録する

...

ボールペンで殴り書きもできるけど

時として

キレイにタイプしたり

用紙にこだわったり

イラストを描いたり

色別にしたり

...

一枚のアルバムを

持ち運べる時には

すっかり

そのアルバムの情報を

覚えていた

...

一曲 一曲のタイトルを

書き込みながら

一曲 一曲に込められた意味を

真剣に考えた

...

アーティストと

じっくり

向き合った

...

歌詞を

じっくり

味わった

...

ジャケットを

じっくり

鑑賞した

...

大変だったけど

一曲 一曲との"絆"は

深かった

...

ウェブで

音楽を買える時代は

ありがたいけど

...

一瞬にして

一時間以上の

音楽を買える時代は

ありがたいけど

...

ときどきは

思い出すといいね

...

不便だけど

あたたかな

音楽との付き合い方が

あった時代を

...

不便だけど

ごきげんな

音楽との付き合い方が

あった時代を

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