【愛が生まれる時】 〜安東徳子のごきげん語録665 8月26日〜
【愛が生まれる時】
暑い
暑い
暑い
...
イヤだ
イヤだ
イヤだ
...
と思っていた夏も
そろそろ終わる
...
夕方の空には
ウロコ雲が浮かび出し
...
少しずつ
夏が
消えてゆく
...
少しずつ
秋が
忍びよる
...
すると
不思議と
夏が
愛しくなる
...
消えてゆくと
感じた瞬間に
夏が
愛しくなる
...
あんなに
暑くてイヤな
夏だったのに
...
消えそうになると
急に
暑ささえ
愛しくなる
...
...
眠い
眠い
眠い
...
ダルい
ダルい
ダルい
...
と思っていた
高校の授業も
...
卒業式が
近づいて
...
仮定法も
関ヶ原の戦いも
十字軍も
微分積分も
化学記号も
...
全部
これからは
テストには
でない
...
ずっと
これからは
テストはない
...
それに気づくと
不思議と
テストさえ
恋しくなる
...
テストさえ
愛しくなる
...
持っているものの価値には
なかなか
気づけない
...
失うことがわかると
その価値を
しみじみと
感じ出す
...
今日感じる
"イヤな出来事"さえ
それは
いつかの未来の
"愛しい出来事"
になるのかもしれない
...
そう思えば
今日の苦労も
少しは
楽なものになるかもね
...
そう思えば
今日の苦労の中に
小さな"ごきげん"も
見つかるかもね
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