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【幸せなジップロック】 〜安東徳子のごきげん語録759 11月28日〜

【幸せなジップロック】

子供が生まれると...

...

子供が生まれたとたん...

...

人生は

急変する

...

その日から

短くても

18年間は

...

一日も

休まず

...

一日も

休めず

...

毎日

毎日

毎日

...

考え続けなければ

ならない

...

来る日も

来る日も

来る日も

...

考え出さなければ

ならない

...

それは...

...

「今夜の夕食

どうしよう...」

...

「明日のお弁当

どうしよう...」

...

一度

子供が生まれて

しまえば

...

この言葉に

追われ続ける

...

手作りだろうが

外食だろうが

惣菜だろうが

...

なんらかの

準備を

しなくてはならない

...

とにかく

食事を

調達しなくては

ならない

...

命に関わることだから

...

休むことは

許されない

...

育児に...

子育てに...

休日はない

...

そのプレッシャーは

大きく

...

その責任も

大きく

...

子育て中の

母親は

時々

思う

...

たいていは

時々

心の中で叫ぶ

...

あーーーッ!!!

...

一日でいいから

食事の世話から

解放されたい

...

子供が

早く大きくなって

食事の世話から

解放されたい

...

と思う

...

と叫ぶ

...

そんなに強く

思わなくても

...

そんなに大声で

叫ばなくても

...

その日は

必ずやってくる

...

祈らなくても

願わなくても

やってくる

...

あんなにも

願っていた

食事の世話から

解放された日々

...

あんなにも

欲していた

食事の世話からの

卒業

...

ようやく

訪れた

待ち望んでいた

日々

...

その日々が来て

初めて知る

...

その日々が来て

初めて

思い知る

...

誰かのために

食事を作ることが

...

誰かのための

食事を心配することが

...

どれだけ

幸せな

出来事かと

いうことに

...

楽ちんだけど

寂しい生活

...

気ままだけど

わびしい生活

...

子供が巣立った後は

寂しさや

侘しさが

襲いかかる

...

自由と引き換えに

寂しさや

侘しさが

襲いかかる

...

あんなに

解放されたかった

食事の世話なのに

...

なんとか

これからも

できないかと

思う気持ちに

気づく

...

美味しい料理を

作ったら

...

今すぐ

子供に

食べさせたいと思う

...

子供が

世話を必要としなくなっても

...

やっぱり

食事の世話を

したいと思う

...

誰かのために

料理をすることは

幸せな出来事だから

...

子供のために

料理をすることは

ごきげんな出来事だから

...

だから

子供が巣立った後

キッチンには

少しずつ

増えていく

...

どんどん

増えていく

...

大きいのや

小さいの

...

深いのやら

浅いのやら

...

ジップロックが

増えていく

...

作った料理を

すぐに運べる

ジップロックが

増えていく

...

ジップロックに

料理を詰める時

...

かつて

テーブルに

料理を並べる時と同じ

幸福感を感じる

...

子供たちの

笑顔が

よみがえる

...

そして

ホッとする

...

そして

ごきげんになる

...

子供の食事の世話

というのは

...

実は

生涯にわたって

幸せを感じられる

ごきげんな体験

...

母親は

一度

母親になったら

...

いつまでも

母親のまま

...

母親に

定年はない

...

母親である

楽しみは

いつまでも続く

about the photo: 2歳になると女子トークも弾む@七五三で賑わう大国魂神社境内

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