【離婚を決めた夫婦がいた...】〜安東徳子のごきげん語録485 2月28日〜
離婚を決めた夫婦がいた
...
夫の女遊びを知りながら
子育てが終わるまではと
耐え抜いた妻
...
息子の結婚式の後に
離婚を決めた夫婦がいた
...
家庭を顧みず
好き勝手をしてきた夫は
ある日
腎臓透析が必要となり
その途端
愛人達は
消え去り
妻の元に
戻ってきた
...
弱り切った夫の姿を見て
裏切られ続けた妻は
神様に感謝した
...
神様
ようやく
私は
夫に
復讐が
できます
...
支える人もなく
病気の身になって
さらに
妻に逃げられる
...
これほどの
復讐があるでしょうか？
...
妻は
永年の恨みを果たせるチャンスに
心の底から
神様に感謝した
...
離婚届けの数日前
近所の老人が亡くなった
...
夫と同じく
人工透析を受けていた
93歳の老人が亡くなった
...
告別式の
85歳の妻の喪主挨拶を聞いた
...
銀婚式も金婚式も過ぎ
63年寄り添った夫婦の
別れの場面
...
関東大震災や
第二次世界大戦
就職の苦労や
子育ての苦労
家を買う苦労や
起業する苦労
最後には
病気の苦労や
看病の苦労
...
その苦労話をする人の表情は
なぜか
何故か
不思議と
"輝いていた"
...
悲しみの中に
何故か
幸せがあった
...
63年寄り添った人にしか
得ることのできない
夫婦の絆が
そこにあった
...
63年許し合えた人にしか
得ることのできない
夫婦の絆が
そこにあった
...
素直に
羨ましいと
思った
...
自分も
こうなりたいと
思った
...
我慢も幸せかも？と
思った
...
葬儀から戻ったその妻は
離婚届を破いて捨てた
...
63年続いた夫婦にしか
得られない幸せに
近づきたいと思ったから
...
離婚するのをやめた
...
一組の夫婦の
永遠の別れが
...
別の一組の夫婦の
永遠の絆に
役立ったという話
...
夫婦っていいね
結婚っていいね
...
ごきげんな人生は
やっぱり
結婚から始まるね
about the photo : ウエディング業界 最強のトリオ...かな？