安東徳子のごきげん語録1096 11月2日
【恐ろしい所有感】
日本で働いている人の内
約9割が
いわゆる雇用者
...
正規
非正規に
関わらず
...
約9割の人は
組織に属して
働いている
...
二人しかいない会社でも
二万人いるかいしゃでも
...
組織は
組織
...
組織では
しょっちゅう
異動がある
...
ようやく
単価アップののコツが
わかってきた営業部の人も
...
ようやく
社員の顔と名前が
わかってきた人事部の人も
...
ようやく
わかってきた頃
異動になる
...
せっかく
わかってきたのに
異動になる
...
なぜなら
それは
"勘違い"を避けるため
...
どんなに謙虚な人間でも
どんなに勤勉な人間でも
...
人間なら
陥りやすい
勘違いを避けるため
...
勘違い
...
その仕事は
"自分のもの"
だという勘違い
...
その部署は
"自分のもの"
だという勘違い
...
ひいては
その会社は
"自分のもの"
だという勘違い
...
"恐ろしい所有感"
...
スティーブ・ジョブズだって
その勘違いで
一度は会社を去っている
...
アメリカでは
創業者の半数は
第３投資ラウンドまでに
CEOの座を去っている
...
"恐ろしい所有感"
...
所有感の勘違いは
不幸を招く
...
会社じゃなくても
所有感の勘違いは
不幸を招く
...
妻を
自分の所有物と
勘違いする夫
...
息子を
自分の所有物と
勘違いする母親
...
部下を
自分の所有物と
勘違いする上司
...
国を
自分の所有物と
勘違いする政治家
...
"恐ろしい所有感"は
人から
謙虚さを奪い
最後には
破滅へと
歩ませる
...
人は
人に生まれて
その手に持てるものは
実はなにもない
...
自分のものなんて
何もない
...
自分の身体さえも
神さまからの借り物
...
正しい所有感を持つ
...
正しい所有感は
人を
謙虚にし
...
自分にも
相手にも
ごきげんを生み出す
...
時々
反省したいね
...
恐ろしい所有感
...
勘違いして
持っていない？
about the photo : 上から見たロダンの彫刻を背景に自分を上から見る構図@近江楽堂 オペラシティ
