【"プロ未満"のタクシーとは？】〜安東徳子のごきげん語録1039 9月6日〜
【"プロ未満"のタクシーとは？】
都内には
45,000台の
タクシーが走ってる
...
つまり
都内では
45,000人の人が
ドライバーとして
働いている
...
単なる
ドライバーではなく
...
プロの
ドライバーとして
働いている
...
と
思っていると
そうでもない
...
45,000人の中には
プロと
プロ未満の
ドライバーが
混じっている
...
"プロ未満"の
ドライバーは
アマチュアがと言うと
そうではない
...
乗車料金は
もらっているので
やっぱりプロなんだけど
...
お仕事ぶりが
"プロ未満"
...
プロ未満のタクシーは
道を知らない
...
下河原通りとか
楓通りとか
近所に住んでる人さえ知らない
小さな路地ならともかく
...
青山通り
とか
プリンス通りとか
...
都内の"有名な通り"を
知らない
...
車に乗らなくても
東京の常識としての
大人の知識がない
...
「事務所は
青山通りに面しています」
と、訪問先の担当者に言われた時
青山通りが分からなければ
仕事にならない
...
タクシーに乗らずに
地下鉄で動いてる人だって
青山通りくらい知らないと
仕事にならない
...
でも
走るのが仕事なのに
道に詳しいのが仕事なのに
青山通りも知らない
"プロ未満"のタクシーがいる
...
それは
野菜の名前を知らない
八百屋さんと同じ
...
お米の磨ぎ方を知らない
寿司職人さんと同じ
...
プロなのに
プロ未満
...
青山通りも知らないタクシーに
乗り込むと
もちろん
ごきげんは遠ざかっていくけど
...
一番ごきげんになれないのは
ドライバー自身のはず
...
裏道を自由に走り抜けて
最短の道を選べるという
仕事のプライドを
くすぐられる
ごきげんや
...
渋滞を上手く抜けて
無事新幹線に間に合った
お客さまから
ありがとうと言われる
ごきげんを
知ることはない
...
そんなに素晴らしい
ごきげんを体験できないのが
...
プロ未満のドライバー
...
残念なドライバー
...
お気の毒なドライバー
...
自分で
ごきげんから遠ざかっている
プロ未満のドライバー
about the photo: ドレスショップの入り口はときめきの時間への入り口@ブライダルハウスfino 静岡県富士市
