【プロの道具の内蔵システム】 〜安東徳子のごきげん語録860 3月10日〜
【プロの道具の内蔵システム】
ラジオのパーソナリティーは
身体にストップウォッチを
内蔵している
...
ストップウォッチがなくても
時間を"秒単位"で計れる
...
原稿の行数で
かかる時間を"秒単位"で
計れる
...
なぜなら
毎日やっているから
毎日原稿を読んでいるから
...
寿司職人は
身体に秤を
内蔵している
...
電子スケールがなくても
重さを0.01グラム単位で量れる
...
米一粒 0.05グラムを
手のひらで
量れる
...
なぜなら
毎日やっているから
毎日シャリを握っているから
...
手袋屋さんは
身体に定規を
内蔵している
...
定規がなくても
人の手の長さを
測れる
...
なぜなら
毎日やっているから
毎日人の手に
手袋をはめているから
...
プロの定義は
いろいろあるけど
...
プロになるための方法も
いろいろ言われているけど
...
プロが
プロであり続けるためには
"毎日"の積み重ねなしには
実現されない
...
プロであることの
大事な条件のひとつが
毎日やっていること
...
毎日繰り返し
仕事をしていること
...
たゆみなく
途切れずに
続けていること
...
特別な資格がなくても
立派な学歴がなくても
...
毎日続けている仕事からは
知らず知らずの内に
プロの資格を
与えられている
...
身体に内蔵された
ストップウォッチも
秤も
定規も
毎日やっている人だけに
無料配布される
宝物
...
その歩みを
止めてしまったら
いきなり
内蔵された道具たちは
消えていく
...
忙しい毎日は
辛いけど
...
休みなく働くのは
シンドイけど
...
もしかしたら
いつのまにか
自分の身体の中に
宝物の道具が
内蔵されているかも?
...
人をごきげんにしてあげられる
宝物の道具が
内蔵されているかも?
...
忙しさと引き換えに
お金では買えない
宝物の道具が
手に入っているかも?
about the photo : 今日は普通の金曜日 1日働く金曜日 プロに近づく金曜日@京王線笹塚SC