【もう一人の新入社員】 〜安東徳子のごきげん語録891 4月10日〜
【もう一人の新入社員】
飾りという概念のない
黒いスーツ
...
デザインという概念のない
黒いスーツ
...
いわゆる
リクルートスーツに
白いシャツ
5センチヒールの
パープス
...
就活生そっくりの
新入社員さん達が
街を闊歩している
...
就活生と少しだけ
違うのは
...
小さなピアスを
していたり
...
真新しい腕時計を
していたり
...
社会人ならではの
ちょっぴり豪華で
ちょっぴりおしゃれな
プチ自由な着こなし
...
街中でも
わかるのだから
社内では
もちろんわかる
...
新入社員だということ
...
黒いスーツを
着ていなくても
新入社員さんだと
わかる
...
緊張と
熱意と
不安と
自信の
不安定な化学反応が
生み出す
特有のオーラ
...
新入社員さんのオーラ
...
そのオーラがあると
人は親切に教えてくれる
上司も親切に教えてくれる
...
新入社員だから
何も知らないから
全員が親切に教えてくれる
...
新入社員だから
社会人は初めてだから
全員が親切に教えてくれる
...
"初めての仕事"だから
全員が親切に教えてくれる
...
"初めての仕事"
...
"初めての仕事"
をするのは...
...
実は
新入社員だけではない
...
先月まで
新入社員だった
二年生社員
...
ひと月前まで
新入社員だった
二年生社員
...
二年生社員は
先輩になるのは
"初めての仕事"
...
先輩として
教えたり
競ったり
叱ったりするのは
"初めての仕事"
...
その仕事を
丁寧に教えている企業は
意外に少ない
...
"シスター制度"
とか
"OJT担当"とか
...
いきなり
役割だけもらって
...
やった事もない
習った事もない
"教える仕事"を
投げつけられる
...
仕事のやり方と
教えるやり方は
全く別の事
...
テーチングと
コーチングの
区別もつかない人には
到底できない仕事
...
新入社員を大事にするなら
二年生社員も大事にしないと
...
"教える"
という
"初めての仕事"を
教えてあげないと
...
二年生社員が
ごきげんにならない限り
新入社員の
ごきげんは生まれない
about the photo : "考える仕事"には散歩が一番 桜があればなお一番@文化学園大学前
