【ホテルがホテルであるために】 〜安東徳子のごきげん語録1048 9月15日〜
【ホテルがホテルであるために】
東京タワーより高い
世界一高いところにある
ドバイのホテルも
...
冷蔵庫よりも寒い
世界一寒い
スウェーデンのホテルも
...
そこには
素晴らしい客室がある
...
そこには
見事で立派な客室がある
...
どれだけ
見事で
...
どれだけ
立派でも
...
もし
...
もしも
...
お客さまが
一人も
いらっしゃらなかったら？
...
もし
...
もしも
...
お客さまが
一人も
泊まらない客室だったら？
...
そこは
もはや
客室ではなく
ただの部屋
...
そこは
もはや
ホテルではなく
ただの建物
...
ホテルは
お客さまが泊まって
初めて
ホテルになる
...
ホテルの客室は
お客さまが泊まって
初めて
ホテルになる
...
ホテルの主役は
お客さま
...
ホテルの主役は
人々
...
劇場の客席も
鉄道の客車も
自宅の客間も
...
お客さまが使って
初めて
命が宿る
...
ただの建物が
初めて
命あるものとなる
...
人がいる幸せ
人がくる幸せ
...
人がいるごきげん
人がくるごきげん
...
それに
気づいていれば
いつだって
最高の笑顔でいられる
about the photo : 大学に学生が戻ってきた 大学は秋の賑い@戸板女子短期大学
