【命のポーズボタン】 〜安東徳子のごきげん語録869 3月19日〜
【命のポーズボタン】
命は...
...
一曲の音楽のようなものだから
...
命は...
...
生演奏の
Liveの
音楽のようなものだから
...
途中で
止めることができない
...
停電や
貧血や
暴動でも
起きないかぎり
...
生演奏のLiveを
止めることができないように
...
命も
途中で止めることができない
...
一旦とめたら
それで
終わり
...
一旦とめたら
再生はできない
...
命も...
自分も...
Liveと同じように
...
途中で止めることができない...
という事は
わかってる
...
それでも
命であるかぎり
...
Live中の停電のように
いきなりやる気が失せたり
...
Live中の貧血のように
やる気を作れなくなったり
...
Live中の暴動のように
他人にやる気を盗まれたり
...
そんな事が
続くと
...
命を
止めたくなる
...
一度止めたら
二度と始められないのは
わかっているけど
...
それでも
この命を
(この曲を)
演奏し続けるのは
辛すぎるから
無理難題だから
...
命を
止めたくなる
...
命を
一旦
止めたくなる
...
命を
一瞬でいいから
止めたくなる
...
辛いことや
悔しいことや
報われないことに
絶望して
...
一瞬でいいから
命を止めたくなる
...
スマホに入った音楽なら
ポーズボタンを押せば
一旦演奏が終わる
...
スマホに入った音楽なら
プレイボタンを押せば
また
何事もなかったように
再び演奏が始まる
...
命にも
ポーズボタンがあれば
いいのにね
...
どうしても
辛い時
...
どうしても
続けられない時
...
ポーズボタンが
あればいいのにね
...
そしたら
悲しい自殺は
減るかもしれないね
...
プレイボタンは
ない事は
わかっているのに
...
ストップボタンを
押さざるを得ないこと
...
それが
自殺
...
命にも
ポーズボタンが
あればいいのにね
...
命の重さが
辛さから逃げ出せる価値
より
軽くなった時
...
命を止めたくなる
...
辛さから
逃げるには
...
辛さから
解放されるには
...
命を止めるしかない
...
それが
自殺
...
命には
ポーズボタンはないから
...
ストップボタンを
押すしかない
...
どんな絶望の先にも
"ごきげん"
は あるかもしれないのに
...
どんな絶望の先にも
"ごきげんな自分"
は いるかもしれないのに
...
ポーズボタンが
ないばかりに
...
ストップボタンを
押してしまう
...
命にも
ポーズボタンが
あればいいのにね
about the photo : "最後の晩餐"の前で"今夜の晩餐"を楽しむ@キャンティ デュエ 京王線笹塚駅
